2010年7月4日日曜日

アカデミア・サバイバル

博士を取ってアカデミア(=大学教員など)に残りたい人のための指南本

1章は、博士の現状とか、大学の人事 (の一例)が述べられていたりして
まだ客観的だった。
また、論文にストーリーが無いといけないというのはその通りで、
やや共感した。

ほかにも、ほめるのが大事とか言うのは共感できて、
「~だからだめ」という指摘じゃなくて
「こうするともっと~になる」という指摘の方が明らかに建設的だと思う。



ただ、結局最後に行き着くサバイバル術が「論文を書きすぎない」とか「成果はほどほどに」とか
研究者の姿勢として疑問に思うような術ばっかりだった。
まあ、懇親会に行った方がいいとかはわからなくはないけれども。

こんなのに従ってポストを得る人ばっかりだったら
日本の研究者の質は下がってしまうと思った。
何よりこんな事考えて研究しても楽しくない。




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